読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

しれものな日々

独身三十路女の毒吐き場

おんなひとり、競馬場へ

f:id:skrkrock:20170430150328j:plain

先週、1人で京都競馬場へ行った。WINSへは何回か行ったことがあったが、競馬場は初めて。私の住んでいるところからは新幹線で約1時間、さらに電車を乗り継いで40分ほどかかった。ここまでして行ったのには理由がある。好きな馬に会いたかったから。彼は現在6歳でおそらく今年がラストイヤー。彼はいつだって馬券に絡んで私に当たり馬券をくれた。だけど1着になったのはずっと前でそれからは2着以降、だけど掲示板には載るという成績。言い忘れたけれど、私はGⅠレースくらいしか馬券は買わないし、競馬はいつまで経っても初心者だと思っている。

生まれてはじめて入った競馬場の印象はとても広い。それからこの日はヒーローショーをやっていたからもしれないが、家族連れが多かった。私は昼過ぎに到着し、とりあえずお昼ごはんを食べることにした。牛丼が食べたかったのだが、大盛りしか売っていなかったので肉そばを頂いた。京都だからなのか、汁がとてもおいしくていつでも食べられる牛丼にしなくてよかった。空腹を満たしたあとは新聞を買い、メインレースまで単勝だけを買うことに。はじめて生で見る馬の走り、背後から聞こえてくる怒号に驚いたものの、目の前でゴールの瞬間を見れるのはとても楽しかった。

メインまでまだ時間もあり、ずっと立ちっぱなしでそろそろ座りたいと思った私はUMAJO SPOTへ向った。UMAJOとは競馬をする女のことでUMAJO SPOTはカフェのようになっていて100円以上の馬券提示でドリンクとスイーツが食べられる。何人か並んでいたが20分ほどで中に入れた。正直、広場のほうは家族連れだらけで、女1人の私は精神的にクタクタだったのだけど、UMAJO SPOT内は割りと1人で来ていると思われる女性が多く居心地がよかった。居心地が良すぎてメインレースのパドックの時間まで居座った。(この日は最大60分利用可)

パドックでは大好きな馬にカメラ目線をもらった私はパドックで大満足してしまった。ここまで交通費と馬券代、完全に赤字だったが心の底から来てよかったと思った。他の馬も見たが、やっぱり推し馬が一番かっこよくてかわいかった。彼が目の前を通るたびに何度も何度も私は熱視線を送った。熱視線を送った甲斐があったのか、彼は久しぶりに1着でゴールインした。この時もレース中は怒号がすごかったのだけど、彼がゴールインした瞬間、歓声があがって拍手がおきた。久しぶりの勝利を喜んでいるのは私だけじゃないんだと少し涙ぐんだ。競馬は馬券が勝つことだけじゃないんだ、と現地ではじめてわかった。

生まれて初めて行った競馬場で、一番の推し馬が目の前で1着でゴールインしてくれる確率ってどれくらいなのかわからないけれど、私は奇跡だと思う。もしかしたらパドックで目があった時、「遠いところから来てくれてありがとう。今日は勝つね」って言ってくれたのかもしれない、とバカみたいな妄想をしてしまうくらいに。